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平成30年6月27日 総会・研修会レポートを掲載しました。

平成30年6月4日 平成30年度の研修のご案内を掲載しました!


総会・研修会レポート

【一般研修会】

H30年6月23日(土)13:30より今年度第一回目一般研修会が開催されました。テーマは

『地域包括ケアの深化・地域共生社会 MSWは、いかに地域貢献できるか』です。

まず始めに岩手県保健福祉部長寿社会課より加藤忍先生を講師にお招きして「在宅医療介護連携推進事業について」と題したご講演をいただきました。

 

人口減少、独居や高齢者夫婦のみの世帯が増加する岩手県の限りある資源の中でいかに効率的に医療や介護サービスを享受できるよう図っていけるかが今後の県としての直近の課題です。

解決する取り組みの一つとして、「在宅医療介護連携推進事業」はH27年よりH30年までに取り組む市町村事業として介護保険法にも位置付けられています。岩手県における在宅医療連携拠点は県内11か所で16市町村をまとめているそうです。

 

県としてはこれらの取り組みが各拠点でどの程度行われているかを把握し、市町村へのデータ提供や研修の開催、ワーキンググループを開催して支援を行っていくとのことでした。特に市町村は今まで医療機関とのつながりがなかったために、苦慮しているところも多いようです。加藤先生からはMSWも地域に出ていって地域住民との交流の機会を持つとさらに医療機関が地域住民にとって身近になるのでは?との提案を頂きました。

次に事業の実際について当協会下記の3名から実践報告がありました。

 

北上市在宅医療介護連携支援センターの菊池涼子氏

紫波郡地域包括ケア推進支援センターの吉田利春氏

岩手県立宮古病院地域医療福祉連携室の湯澤克氏

 

1市行政での取り組み、複数町行政での取り組み、事業未実施行政での医療介護連携の現状とそれぞれに特徴ある地域での活動内容を赤裸々に語っていただきました。分野の異なる人たちが集まるとお互いへの要望(文句)が出てきたり、現場のやりたいことと、事業でできることの調整の難しさ、まずは勉強会から初めてみる等々。普段ミクロレベルでの業務内容が多いMSWが地域づくりでどんな役割を担っていけるのか、非常に興味深い生の声が聞けたのではないでしょうか。印象的だったのは、菊池さんの「事業として大きい、何が着地点かわからなくなりそう、心が折れそうになるが、自分の住んでいる地域で目の前にあることを一つ一つやっていきたい」吉田さんの「たくさんの意見をまとめることで普段の自分の仕事を振り返ることができた」湯澤さんの「地域包括ケアシステムを作ることは、目の前の課題に対してMSWが常々やってきたことをまとめただけ」という言葉でした。マクロの実践も普段の丁寧なソーシャルワークからということを実感する研修となりました。

 

【インフォメーション】

研修後、岩手県性犯罪・性暴力被害者支援の「はまなすサポート」柴内さんより岩手県の性犯罪被害者を取り巻く現状、相談窓口の紹介、支援内容の案内がアナウンスされ、当会としても見過ごせない社会に埋もれがちな性犯罪・性暴力被害に対しての支援情報を提供していただきました。

 

【総会レポート】

続けて15:45からは定例総会が開かれ、①H29年度事業報告及び決算報告②H30年度事業計画(案)及び予算(案)が提出されました。いずれも61名(会員総数115名 委任状34名)の参加者による賛成多数で可決となりました。29年度施行期間として行われた研修体系の確立と新しい部会体制の再編が重なり、30年度はさらなる協会活動の活発化が期待されます。また、事務局の変更、会則の変更、新役員・幹事の選出の年と、協会として非常に大きな変化の舵を切りだしています。スキルアップと役割分担をキーワードに会員一人ひとりが積極的に会の運営に関わり、自分たちの協会という思いを持って活動できるようにしていきたいと青木会長を始め、役員全員の熱い思いが提案された内容となりました。

最後に恒例の新入会員紹介では12名のフレッシュな顔ぶれが出揃い、慌ただしくも盛況のうちに閉会となりました。

本年は岩手県医療ソーシャルワーカー協会設立60周年の節目を迎えます。私達MSWが目指してきた連携・多職種協働・地域資源の開発に診療報酬がようやく追いついてきた今、MSWの本質に立ち返って、当事者が置いてきぼりにならないような、さらなる専門性の強化を一緒に目指していきましょう。

次回は30年7月14日(土)三団体合同研修会です。会員以外の方も奮ってご参加ください!!

(文責:広報部会 老松さとみ)

 


第66回日本医療社会福祉協会全国大会レポート

 第66回日本医療社会福祉協会全国大会(香川大会)は「地域まんでがんソーシャルワーク〜生活することを支えるために〜」をテーマに平成30年6月15日〜17日まで香川県高松市にあるサンポート高松で開催されました。

※ちなみに「まんでがん」とは香川の方言で「全部」という意味だそうです。

 

シンポジウムのテーマは「身元保証人問題」「包括ケア」「人生最終段階における意思決定」などMSWが今まさに直面している問題や話題が取り上げられました。

 

岩手県ソーシャルワーカー協会からは、盛岡赤十字病院の阿部邦子MSWより「スーパービジョン実践における試み 組織内でのスーパービジョン定着を目指して」と題して演題を発表しました。

内容は岩手県内のMSWにスーパービジョンの実践方法についてアンケート調査、およびグループインタビューを実施した結果を報告。調査結果からはスーパーバイザーとしての成長要因として、組織内だけでなくソーシャルワーカー協会等組織外の研修体系に支えられたことがモチベーションの維持につながったとの報告でした。

 

当協会の体系的な研修体制が組織内スーパービジョンにも有効であることが示唆されました。

他の演者からも都道府県協会単位の研修を評価した報告もあり、こうした組織外研修の有用性をいかにシラバスに反映させていくか、さらには所属組織内へ反映させていくかが、これからのソーシャルワーカー協会に求められる課題ではないかと思われました。

 

この発表が行われた分科会は、他に岩手県立宮古病院、岩手県立大学からも演題発表があり、岩手県のソーシャルワーカーを全国に印象付ける貴重なセッションとなりました。

 

(文責:広報部会 湯澤克)

 




更新情報

平成30年5月29日 研修会レポートを掲載しました。

平成30年5月23日 社会活動部会のページに「平成29年度研修に対する全体アンケート結果報告」の情報を掲載しました。

平成30年3月15日 他団体主催イベントに「第11回全国連携実務者ネットワーク連絡会」の情報を掲載しました。

平成30年2月21日 研修部会のページに「実践方法論Ⅲ 問題解決・課題中心アプローチ」の研修会報告を掲載しました。