基礎研修Ⅳ レポート

平成31年1月26日(土)14時より盛岡赤十字病院にて、同院の阿部邦子氏を講師に標記研修が行われました。研修には様々な経験年数の方が10数名参加されました。

 

テーマである療養型病床・緩和ケア病棟・在宅医療についての内容を中心に、退院支援に関わる加算や退院支援のプロセス(施設入所や転院・在宅療養)や連携について、療養型病床群の種類や2017年度末の療養病床の廃止、新たに受け皿になる施設についても講義いただきました。また実際の支援事例をもとに講義頂き、多職種が関わり意思決定支援をしていくことの大切さを改めて感じることができました。その中での自分のMSWとしての役割とはなにかということに対しても改めて振り返る機会となりました。

 

研修の後半には、盛岡赤十字病院の緩和ケア病棟を見学させていただきました。自分としては初めて病棟を見学しましたが、あたたかみのある雰囲気と時間がゆっくりと流れていく感じがし、患者さんは安心して生活することができるのだろうと思いました。

 

最後のグループディスカッションでは、看護師が行う退院支援とソーシャルワーカーが行う退院支援の違いについて話し合いました。所属している病院によっても異なること、他の職種からみた退院支援Ns・MSWの認識についてもまた異なることが分かりました。

 

そのような中で先輩方からMSWとして役割を他の職種にどう伝えていくかが大切であるという話を聞き、自身の業務にも活かしていきたいと思いました。

(文責:広報部会 田村)

基礎研修Ⅳ 機能別ソーシャルワーク 介護保険関連 研修レポート

 平成30年11月10日(土)、医療福祉多機能ビル ケアセンター南昌にて、講師に介護老人保健施設 博愛荘の小泉 進 氏をお迎えし、標記研修が開催されました。参加者は初任者から中堅等14名の参加でした。

 

 内容は「高齢者ソーシャルワーク」の講義およびケアセンター南昌内の各施設の見学をさせて頂くというものでした。

 

 講義内容は、権利擁護や高齢者虐待、成年後見制度といった高齢者の人権にかかわるテーマ、講師が老健の支援相談員ということもあり、老健支援員として利用者の在宅支援にむけてどう取り組んでいくべきかといったテーマについて講義いただきました。

  講義内で「在宅支援の目的は、在宅への退所ではなく、在宅での継続した生活を目指すことである」と講師よりお話があり、非常に感銘をうけました。各医療機関における退院支援でも同じように「退院は出来るが、退院後の生活が難しい方」はたくさんいらっしゃる中で、「退院させること」に躍起になっている自分は居ないか、とはっとしました。退院した「その後の生活」を、MSWとしてどう見据え、どう支えていくかを意識しなくてはいけない、と改めて感じました。

 

 ケアセンター南昌内の施設見学(デイケアや老健、ショートステイやグループホームなど)に関しては、利用者さんの生の様子を伺うことができ、病院を退院していかれた方々が、どういった場所で次を過ごされているのかを知ることができました。今後の面談業務においても、現実的な説明を患者さん方にできる機会になったと思います。

(文責:広報部会 菅原拓也

2018年度 人生の最終段階における意思決定支援研修会【岩手会場】 レポート

 10月27日(土)~28日(日)に盛岡市盛岡駅西通マリオスにて、公益社団法人日本医療社会福祉協会主催の標記研修が行われました。

 国立長寿医療研究センター、緩和ケア診療部・在宅連携医療部の西川満則先生、みその生活支援クリニックの小野沢滋院長先生をはじめ、法的知識では、きのした法律事務所、弁護士・木下正一郎先生、岩手保健医療大学の清水哲郎先生、東京大学大学院で死生学・応用倫理学を専門とされている会田薫子先生など各界の豪華講師陣による講義でした。

 

どの先生方も一様に話されていたのは、ACP(アドバンスケアプランニング)=「これからの治療やケアに関する話し合い」とは、いずれだれにでも訪れるであろう最後の時に備えた、患者さん本人、医療者、家族を交えた話し合いや対話のプロセスの事であり、これからの医療は、どう寿命を延ばすかという延命医療のみでなく、本人の価値観・死生観・信仰・信念・人生の目的を反映した対話重視が大切になってくるという事でした。ACPは、一度書いて終了の書面ではなく、対話のプロセスを重視するということも大切な要素であると理解する事ができたと思います。

 

また、両日行われたグループワークでは、緩和ケアに長年従事してこられた、WITH医療福祉実践研究所の田村里子先生の指導の元、「意思決定支援の実際」を学びました。日々行われる面談の中で、患者さんの本当の思いにたどり着くために、MSW自身が、どういう関わりをしなければならないのかを知ることができたと思います。

 

北は北海道から、南は大阪の各病院のMSWが集まり、密度の濃い2日間の研修であったと思いました。これからの臨床にどう生かしていくか。明日からの課題になりました。

 

(文責 広報部会 佐々木 章)

実践・方法論ⅱ 危機介入理論 研修レポート

【 実践・方法論Ⅱ 危機介入理論 】

  

8月4日(土)14:00~17:00 盛岡赤十字病院にて講師に岩手県立磐井病院の川村菜緒美 氏をお迎えし、標記研修が開催されました。

 

他の【実践方法論】の研修同様、講義で概論と対象者・支援プロセスについて学んだうえで小グループに分かれ、具体的な事例を元にワークショップ形式で演習が行われました。

 

演習では、支援プロセスの各ステージにおけるSWとクライエントの言動に焦点を当て検討することで、

・具体的な介入開始・修正のポイント

・支援展開の方法

・どの時点で何をアセスメントすべきか

が明確にされたため、理論活用時のチェック項目も分かり、実践につなげやすいと感じました。

 

危機介入理論・アプローチは大規模火災の被害者・遺族への援助を機にまとめられた臨床報告から研究が開始された理論であることから、災害や死別などの緊急事態の場合のみに実施されると誤解を受けることもあるようです。

 

ただ、私たちがソーシャルワーカーとしてお会いするのクライエントには事故・受傷・発症などストレスが大きく危機へつながりやすい状況の方たちが多くいらっしゃいます。

 

そう考えると、情緒の均衡を取り戻し安定を図るための支援、その中で悲嘆が見いだされた場合の軽減のための介入方法など、理論としてもアプローチとしても踏まえておかなければいけないものだと、あらためて実感させられました。

(文責:教育研修部会 熊谷彩子)


基礎研修Ⅵ 機能別ソーシャルワーク 回復期リハビリテーション・難病 研修レポート

平成30年9月8(土)14:00よりつなぎ温泉病院視聴覚室にて、岩手リハビリテーションセンターの巣内洋肇氏に講義頂きました。参加は15名程度、年齢層も様々でした。

 

 「言葉で相手の陣地に引き込む」というアイスブレイクから始まり和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。前半はリハビリテーションの語源・歴史から始まり、回復期リハビリテーションの算定要件、対象とする疾患や障害の講義でした。

 リハビリテーション病棟のなかで医療職は受傷・発症からくる身体機能障害アプローチを行うが、その疾病・障害からくる日常生活上の障害(生活障害)へアプロ―チを行うことがMSWの役割であることを改めて認識しました。

 グループワークでは「自分が障害を持つことになったら何が心配か」というテーマで話し合いました。お金や仕事など多くの心配が挙げられ、改めて病気を発症すること・障害を持つことが本人・家族にとって不安なこと・家族のシステムが変化することであると改めて学ぶことが出来ました。

 

 後半は身体障害者手帳や補装具・難病や労災等様々な支援制度について、また病院での実際の支援事例をもとに講義いただきました。支援事例では自宅退院・復職までの支援過程における本人・家族と多職種との関わりや、退院後の外来での支援や復職支援について写真や動画を交えながら教えていただきました。講義の中でもありましたが、復職に至るまでや本人や家族の障害の受容までの道のりは決して短いものではないこと、反面、制度により入院期間には限りがあることも実際の業務で悩むところであると感じております。本人と家族の想いを受け止めることを基本に今回の研修の内容を日頃の業務に活かしていきたいと思います。

 

(文責:広報部会 田村咲希)

 

バイザー養成研修Ⅰ 研修レポート

平成30年9月1日、バイザー養成研修Ⅰ、「ソーシャルワーク・スーパーバイザーのスキル」と題して盛岡観山荘病院 山舘幸雄氏よりご講義いただきました。この研修は実務経験7年以上とのことで、30代~ベテラン、大ベテランの方々が参加されました。

スーパービジョンの定義、機能をおさえ、スーパーバイザーの心構え、スーパービジョンの展開においてポイントとなる点など、講義、演習とも盛りだくさんの内容でした。

 

〈 研修でのキーワード 〉

・スーパービジョンの3つの機能、管理的・教育的・支持的は重複する?支持的機能だけで良いの?

・理想的なスーパービジョンという幻想を捨てる!?人はそう簡単に変われない、だからこそ個別スーパービジョンが不可欠。

・親はなくとも子は育つ、子育てによって親も成長する、スーパーバイザー側の醍醐味。

・よりよいソーシャルワークができている人は、よりよいスーパーバイザーになれる。つまり、ソーシャルワークもスーパービジョンも目的は同じ。

 

今までスーパーバイジー側だった私にとって、緊張した研修になる!と思いきや、グループでの演習課題が面白く、参加者からたくさんのヒントもいただき有意義な研修となりました。そのため、せっかくの研修風景を写真に収め忘れるという、あっという間の3時間でした。

次回は10月13日にバイザー養成研修Ⅱが行われますが、研修風景をばっちり写真に収めたいなと思っております(大変申し訳ございませんでした)。次回は飲み二ケーションも開催される予定です。

(文責:広報部会 高橋はるな)

 

基礎研修Ⅴ レポート

7月28日(土)盛岡赤十字病院にて基礎研修Ⅴ「スーパービジョンの概要」が行われました。講師は昨年に引き続き盛岡観山荘病院の山舘幸雄氏に引き受けていただきました。

 

講義+演習の研修はソーシャルワークの学習過程に必要な「知識学習」と「体験学習」を凝縮させたような内容となっており、昨年から始まった当協会の新しい研修体系では3年に1回参加すれば良い研修となっていますが、毎年でも受けていただきたい研修です。

 

<参加者の声>

・とても内容が充実していたと思います。グループ協議、演習が良かったです。

・とても貴重な経験になりました。普段バイジーであることが多いのでバイザーを経験し、より理解ができた。

・演習の中で、経験年数や所属期間の異なるSWと意見交換できたことが貴重で、実践にもとても役立つ。

・演習を通して、スーパービジョンを受けることができ、充実していました。

・この研修全体がスーパービジョンのような場だと感じ非常に良い時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

・スーパービジョンの重要さを改めて感じた研修でした。先生の講話も非常に分かり易かったです。以前よりもスーパービジョンに対する苦手意識が減りましたので、今後はもっと積極的に取り組んで行きたいです。

 

もっと詳細にお伝えしたい所ですが、スーパービジョンについて学び直したいと思った方はぜひ来年度の当研修にご参加ください!

 

文責:教育研修部会担当理事 小泉 進

 


「行動理論・アプローチ 認知理論・アプローチ」 研修レポート

 平成30年7月21日(土)14:00より岩手県中央病院 視聴覚室にて実践・方法論Ⅰの研修が行われました。

 

 受講したのは20代から30代のやる気のある若手会員から大ベテランの先輩もおり、いろいろな視点から会話が弾みとても有意義な時間を過ごすことができました。

 

 研修は行動理論・アプローチと認知理論・アプローチについて概論の説明があり、特徴やプロセスについて述べられました。その後、に小グループに分かれ、具体的な事例を上げながらワークショップ形式で進められました。

 

 行動理論・アプローチはクライエントとの行動そのものに焦点化を行い、それ自体の解消や修正を目的とすることが特徴です。クライエント自身に問題を認識させ、客観的な観察が可能になります。望ましい行動を増やすため、オペラント条件付けや学習論などを利用して、意図的に刺激や報酬をもたらすなどの働きかけを行うアプローチです。

 

 認知理論・アプローチは、クライエントが出来事に対する「歪んだ認知」認識し肯定的、合理的な新しい考え方を習慣化していくことを目指します。支援者はクライエントが出来事に対する「現実的、多様的な考え方」に気が付けるように支援します。

 

 それらの理論についてワークショップにおいて具体的な事例検討をしましたが、日々自分たちが向き合っている対象者ともリンクし、様々な意見交換がなされました。リアルにイメージしながら具体的な実践方法を学ぶことによって、ディスカッションも活発なものになりました。  

 

 大きく変化している社会の中で医療ソーシャルワーカーもいろいろなことが求められています。今回の研修は日々の業務や連携、対象者との関わりにおいても応用できると感じています。今年度の研修まだまだ開催される予定ですが、参加することによって知識や体験を積み上げ、会員や協会全体のレベルアップを目指しましょう。

 

(文責:広報部会 吉田真理)


三団体研修レポート

平成30年7月14日(土)13:30よりアイーナにて今年で15回目となるソーシャルワーク3団体合同研修会が開催されました。今年度は『対話推進によるコンフリクト・マネジメント~対話が医療を拓く~』をテーマに、日本医療メディエーター協会のシニアトレーナーで、医療対話推進者養成セミナーの講師としても活躍されている岩手県立中部病院の院長・伊藤達朗先生をお招きして研修を行いました。

 

はじめに医療メディエーション総論として、医療メディエーションの定義・基本、コンフリクトとは、社会構成主義などについてご講演頂きました。

次に、傾聴とは何かと題しご講演頂きました。「相手に意識を集中する」聴き方で話し手は話し易くなり、きき手の態度・心構えで多くの情報が得られることにつながる。それには目の前の相手を受け止めること、非言語の情報をとらえること、話し相手を評価しない、全てを肯定することが重要であるとのことでした。普段我々ソーシャルワーカーが当たり前のように業務の中で行っている傾聴ですが、改めて見つめなおす機会にもなったかと思います。

次にIPIとは何か、様々な紛争領域に適用可能なモデルとなるIPI分析のしくみ、方法までを学びました。IPIとは争点(イシュー)、表面の事実・感情・要求主張(ポジション)、潜在した不可視の欲求(インタレスト)からなり、メディエーションをナビゲートする羅針盤となります。その後メディエーションの実際をロールプレイを通して理解を深めました。メディエーターの中立性から「逃げない・ごまかさない・うそつかない」を守ることに留意しながら臨みました。

 最後に医療相談まとめとし、メディエーター的一次対応の基本姿勢や、医療安全として病院の組織文化へつなげていくことの重要性などご講演頂きました。「メディエーションは失敗してもいいんです、なんでも自分のせいにする、話がまとまらなかったのは私がうまく出来なかった、それなら話をまとめるときにも患者に時間を頂いていいか確認して話しをまとめる。自分も整理して、相手に対応する」その言葉で締めくくりとなりました。

 

(文責:広報部会 澤野翔子)


研修会レポート

【一般研修会】

H30年6月23日(土)13:30より今年度第一回目一般研修会が開催されました。テーマは

『地域包括ケアの深化・地域共生社会 MSWは、いかに地域貢献できるか』です。

まず始めに岩手県保健福祉部長寿社会課より加藤忍先生を講師にお招きして「在宅医療介護連携推進事業について」と題したご講演をいただきました。

 

人口減少、独居や高齢者夫婦のみの世帯が増加する岩手県の限りある資源の中でいかに効率的に医療や介護サービスを享受できるよう図っていけるかが今後の県としての直近の課題です。

解決する取り組みの一つとして、「在宅医療介護連携推進事業」はH27年よりH30年までに取り組む市町村事業として介護保険法にも位置付けられています。岩手県における在宅医療連携拠点は県内11か所で16市町村をまとめているそうです。

 

県としてはこれらの取り組みが各拠点でどの程度行われているかを把握し、市町村へのデータ提供や研修の開催、ワーキンググループを開催して支援を行っていくとのことでした。特に市町村は今まで医療機関とのつながりがなかったために、苦慮しているところも多いようです。加藤先生からはMSWも地域に出ていって地域住民との交流の機会を持つとさらに医療機関が地域住民にとって身近になるのでは?との提案を頂きました。

次に事業の実際について当協会下記の3名から実践報告がありました。

 

北上市在宅医療介護連携支援センターの菊池涼子氏

紫波郡地域包括ケア推進支援センターの吉田利春氏

岩手県立宮古病院地域医療福祉連携室の湯澤克氏

 

1市行政での取り組み、複数町行政での取り組み、事業未実施行政での医療介護連携の現状とそれぞれに特徴ある地域での活動内容を赤裸々に語っていただきました。分野の異なる人たちが集まるとお互いへの要望(文句)が出てきたり、現場のやりたいことと、事業でできることの調整の難しさ、まずは勉強会から初めてみる等々。普段ミクロレベルでの業務内容が多いMSWが地域づくりでどんな役割を担っていけるのか、非常に興味深い生の声が聞けたのではないでしょうか。印象的だったのは、菊池さんの「事業として大きい、何が着地点かわからなくなりそう、心が折れそうになるが、自分の住んでいる地域で目の前にあることを一つ一つやっていきたい」吉田さんの「たくさんの意見をまとめることで普段の自分の仕事を振り返ることができた」湯澤さんの「地域包括ケアシステムを作ることは、目の前の課題に対してMSWが常々やってきたことをまとめただけ」という言葉でした。マクロの実践も普段の丁寧なソーシャルワークからということを実感する研修となりました。

 

【インフォメーション】

研修後、岩手県性犯罪・性暴力被害者支援の「はまなすサポート」柴内さんより岩手県の性犯罪被害者を取り巻く現状、相談窓口の紹介、支援内容の案内がアナウンスされ、当会としても見過ごせない社会に埋もれがちな性犯罪・性暴力被害に対しての支援情報を提供していただきました。

 

【総会レポート】

続けて15:45からは定例総会が開かれ、①H29年度事業報告及び決算報告②H30年度事業計画(案)及び予算(案)が提出されました。いずれも61名(会員総数115名 委任状34名)の参加者による賛成多数で可決となりました。29年度施行期間として行われた研修体系の確立と新しい部会体制の再編が重なり、30年度はさらなる協会活動の活発化が期待されます。また、事務局の変更、会則の変更、新役員・幹事の選出の年と、協会として非常に大きな変化の舵を切りだしています。スキルアップと役割分担をキーワードに会員一人ひとりが積極的に会の運営に関わり、自分たちの協会という思いを持って活動できるようにしていきたいと青木会長を始め、役員全員の熱い思いが提案された内容となりました。

最後に恒例の新入会員紹介では12名のフレッシュな顔ぶれが出揃い、慌ただしくも盛況のうちに閉会となりました。

本年は岩手県医療ソーシャルワーカー協会設立60周年の節目を迎えます。私達MSWが目指してきた連携・多職種協働・地域資源の開発に診療報酬がようやく追いついてきた今、MSWの本質に立ち返って、当事者が置いてきぼりにならないような、さらなる専門性の強化を一緒に目指していきましょう。

次回は30年7月14日(土)三団体合同研修会です。会員以外の方も奮ってご参加ください!!

(文責:広報部会 老松さとみ)

 

 第66回日本医療社会福祉協会全国大会(香川大会)は「地域まんでがんソーシャルワーク〜生活することを支えるために〜」をテーマに平成30年6月15日〜17日まで香川県高松市にあるサンポート高松で開催されました。

※ちなみに「まんでがん」とは香川の方言で「全部」という意味だそうです。

 

シンポジウムのテーマは「身元保証人問題」「包括ケア」「人生最終段階における意思決定」などMSWが今まさに直面している問題や話題が取り上げられました。

 

岩手県ソーシャルワーカー協会からは、盛岡赤十字病院の阿部邦子MSWより「スーパービジョン実践における試み 組織内でのスーパービジョン定着を目指して」と題して演題を発表しました。

内容は岩手県内のMSWにスーパービジョンの実践方法についてアンケート調査、およびグループインタビューを実施した結果を報告。調査結果からはスーパーバイザーとしての成長要因として、組織内だけでなくソーシャルワーカー協会等組織外の研修体系に支えられたことがモチベーションの維持につながったとの報告でした。

 

当協会の体系的な研修体制が組織内スーパービジョンにも有効であることが示唆されました。

他の演者からも都道府県協会単位の研修を評価した報告もあり、こうした組織外研修の有用性をいかにシラバスに反映させていくか、さらには所属組織内へ反映させていくかが、これからのソーシャルワーカー協会に求められる課題ではないかと思われました。

 

この発表が行われた分科会は、他に岩手県立宮古病院、岩手県立大学からも演題発表があり、岩手県のソーシャルワーカーを全国に印象付ける貴重なセッションとなりました。

 

(文責:広報部会 湯澤克)

 

研修取材 基礎研修Ⅱ

 5月26日(土)、岩手医科大学創立60周年記念館において、今年度2回目の研修会が行われました。

 

今回は、岩手医科大学附属病院 地域医療連携センター 青木慎也氏より、「医療機関の機能とソーシャルワーカーの役割」と題してご講演いただきました。今年度入職したばかりの若手職員からベテラン職員まで、県内各地より約30名の参加がありました。

 

研修では、MSWとして業務を進めていく上で、私たちの実践の根拠となる「医療ソーシャルワーカー業務指針」を通して、MSWに必要とされる視点や価値観について講演いただきました。

 

現代は、患者・家族の問題が複雑化していることを背景に、患者を取り巻くサポート体制を充実させる動きが大きくなっています。多職種協働の中で、私たち自身も、医療機関に置かれた福祉専門職としての意義を示さなくてはなりません。相談支援業務だけでなく、院内外の連携を強化し、時には原点に立ち返り、MSWのあるべき姿を考え続けることが大切だと感じました。

参加された皆様にとっても、経験年数に応じて、普段の実践の根拠を再考する機会となったのではないでしょうか。

 

岩手県MSW協会では、今後も多くの研修を開催する予定です。

次回の研修会は、下記のとおり予定しております。

 

日 時:6月9日(土)13時~16時

場 所:盛岡赤十字病院2階研修室

テーマ:「価値・倫理・理論とスキル」

 

会員・非会員問わず研修への参加を大歓迎しておりますので、ご参加希望の方は、松園第二病院 医療福祉相談室 長田くみ子TEL:019-662-0100までご連絡ください。

 

次回の研修レポートも、お楽しみに♪

 

(文責:広報部会 高屋敷 有香)