令和2年1月20日、
前半はアプローチ・理論の考え方や理論の背景、
後半のグループワークは支援事例をもとに演習を行い、キーワード
(文責:広報部会 田村)
令和元年12月21日(土)、盛岡赤十字病院にて行われました。
博愛荘の小泉氏よりピアスーパービジョンのやり方のご説明をいただき、参加者全員で実際に体験しました。今回のピアスーパービジョンは、東海大学の堀越由紀子先生が福山和女氏のFKモデルを改変した「KITASATO-HORIKOSHI」方式で行われました。
参加者に実際に事例を出していただき、それに対して全員で、状況確認を一問一答形式で行いました。さらに事例の状況のプラス面について話し合いをし、その後、事例提供者が支援する上で、今後も続けた方がよい取り組みや、新たに加えた方がよい取り組みを考え、実効性について話し合いました。最後に事例提供者にフィードバックをしていただきました。
私自身、初めてピアスーパービジョンを体験したため、最初はとても難しかったのですが、人によって様々な考え方があり、色々な支援の仕方があることを実感しました。まだまだ経験が少ないため、皆さんの考え方や支援の仕方がとても勉強になりました。今回の研修会で学んだことを参考にし、今後の業務に活かしていきたいと思います。
(文責:広報部会 和山)
令和元年12月14日(土)中津川病院地域医療連携室室長の沼田崇子氏を講師に、松園第二病院にて今年度2回目の事例検討会が行われました。検討に熱中してしまい写真を取り忘れてしまいました。それほど有意義な時間でした。
本事例検討会は事前の事例フォームに入力等の準備不要のため参加へのハードルが低くなっています。野中猛方式がベースになっており、皆でホワイトボード(又は黒板)と事例提供者の顔を見ながら情報を共有し、検討を進めていくのでお互いの表情からも発言の意図が伝わりやすくなっています。
毎回、その方の所属している医療機関ならではの事例提供から刺激を受けつつ、メンバーの発言の中から「はっ」とする発言があったりと、3時間という時間もあっという間に過ぎてしまいました。過去2年間は盛岡市で開催していましたが、今年度は大船渡・盛岡・北上で開催をしています。残るは令和2年3月14日の北上済生会病院での開催となりますので、皆さんご参加ください!
(文責:研修部 小泉)
令和元年11月16日(土)盛岡赤十字病院にて、盛岡赤十字病院 阿部邦子氏を講師のもと行われました。
緩和ケアの定義や緩和ケア病棟入院の適応基準等基礎的な部分、さらに事例をもとに退院支援・意思決定支援について講義いただきました。
療養環境を選択する際、MSWとして患者・家族の揺れる思いに寄り添うことが大切だと改めて感じました。
後半は他病院の情報交換を兼ねたグループディスカッションが行われ、自分自身の業務の振り返りをすることができました。
緩和ケア病棟の見学もさせていただき、とても貴重な機会となりました。ありがとうございます。
職場にも緩和ケア病棟が新たにできた為、今回の研修で学んだことを活かし業務に励みたいと思います。
(文責:広報部会 齋藤)
令和元年11月9日(土)、ケアセンター南昌2階研修室にて、バイザー養成研修Ⅱ「グループスーパービジョン」が盛岡観山荘病院の山舘幸雄氏を講師のもと行われました。
グループスーパービジョンの構成・形式・進行方法について、山舘氏がバイザー役となり講義、実演いただきました。実際にライブ形式で進行しながら、段階ごとに目的やポイント、バイザーとしての価値や倫理、理論を意識した働きかけの説明を混じえることで、バイザーの役割を学ぶことができました。
私自身、「スーパービジョンは難しい」というイメージを抱いておりましたが、今回の研修の中でスーパービジョンの意味やバイザーの役割の理解が進むにつれ、少し身近に感じられたと共に、ソーシャルワーカーにとって必要なスキルであることを改めて実感しました。職場内からでも実践する機会を設けていければと思います。
貴重なライブ形式での講義を受けることができ、有意義な時間となりました。
(文責:広報部会 佐々木亘)
令和元年10月5日(土)に、岩手県水産会館にて第1回北海道・東北ブロック医療ソーシャルワーカー交流会が開催されました。平成9年までは、東北ブロック大会と称して、各県の持ち回りとして継続して開催されており、その後、諸事情により中止となっていた東北地区交流会を、新たに北海道を加えた1道6県で開催する事になりました。記念すべき第1回大会は、岩手県主催。
午前中の担当者会議では、理事が各県で担当している部会(総務、広報等)ごとに報告会を行い、各県協会の課題等を話し合いました。共通の悩み事として、研修参加メンバーの固定化、理事の成り手がいない等が取り上げられていました。協会の仕事は、どの県の理事もボランティア精神で行っているのが現状で、協会の継続的な運営は今後の課題となっていきそうです。岩手県の理事として参加させて頂き、各県の報告を聞きながら、「なるほど」と感心させられる事も多く、非常に有意義な意見交換会であったと思います。
午後からは、岩手県和賀郡西和賀町、真宗大谷派本宮山碧祥寺・住職、社会福祉法人光寿会 特別養護老人ホーム光寿苑法人理事長・総合施設長 太田 宣承氏の講演とグループワーク。
先生が理事を務める特別養護老人ホームにおける日常の関りから紡ぎだされる利用者さんとの温かな関係性は、医療ソーシャルワーカーという職種に限らず、対人援助職に携わる人の倫理観を問い直す機会になったと思います。ネット社会になり、メールで伝達内容が事足りる世の中ですが、「その人らしさを支える」相談員が、本当にそれだけで良いのか?日常業務に追われて、ふと忘れがちになる「患者さんや利用者さんへの人としてのまなざし」を再認識した次第です。
そして、研修会終了後は、当協会の会長や理事はじめ(?)、皆さんお待ちかねの懇親会開催!盛岡市のそば処・東屋(あずまや)で、各県協会対抗・わんこそば大会が開催されました。「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」お給仕さんの掛け声とともに、まさしくお椀にそばが投げ込まれておりました。2ラウンド開催されて、優勝は、それぞれ福島県と北海道。来年度の主催県は、山形県ですので、他競技でのリベンジマッチが開催されるかもしれませんね。
各県協会からご出席頂いた皆様方のご協力により、「REUNION」(再会、再結合)された交流会は、今後ますます盛会になるに違いない!北海道・東北の底力を見た。そんな交流会だったと思います。みなさんお疲れ様でした。
令和元年10月19日、
「そもそもリハビリテーションの歴史とは?」
後半は回復期病棟の患者さん制度の活用や実際の支援事例をもとに
最後には盛岡友愛病院相談員さんのご厚意で病棟やリハビリテーシ
研修を通じ、回復期病棟に配属していながら、
最後に、掲載した写真ですが講師より「ぜひここを載せてほしい」とのご依頼ありましたので皆さんにぜひ見ていただきたいと思っております。
(文責:広報部会 田村)
令和元年9月7日(土)、岩手県立中央病院大ホールにて、バイザー養成研修Ⅰ「スーパーバイザーのスキル」が東北福祉大学教授 山川敏久先生を講師のもと行われました。
令和元年8月17日、岩手県立大学アイーナキャンパスにて基礎研修「面接技法」が県立大学・伊藤先生講師のもと行われました。
バイスティックの7原則とソリューション・フォーカスト・アプローチを中心に、基本技法の振返りから、ペアワークでの演習を行いました。
日頃、自らの面接を受けた方の感想を聞いたり、被面接者の経験が少ない私としては、改めて自分の面接を振り返る機会にもなりました。
先生が何度も仰っていた「語りを引出す」ことこそが私達MSWの技術であり、信頼関係構築やモニタリング、アセスメントへの土台となるものであると感じました。
短時間ではありましたが、先生の軽快なトークと共にエッセンスが凝縮された楽しい時間を過ごすことが出来ました。
(広報部会・小原)
全国大会初日の6月7日に第23回全国医療ソーシャルワーカー協会会長会が開かれました。各都道府県協会と日本協会をあわせた48協会のうち、46協会65名の会長や副会長が参加し、活発な議論が展開されました。
年々会長会への参加協会が増えており、当県としても、各都道府県の状況や取り組みなど参考にできることがたくさんありますので、積極的に参加をしております。
当県からは10月5日(土)に予定をしている北海道東北ブロック医療ソーシャルワーカー交流会 の準備を行っていることを報告してきました。
また、恒例の懇親会にも参加をし、会議以上の熱い議論?を交わし、各会長さんたちとの交流を図ってきました。楽しく有意義な1日でした。
岩手県医療ソーシャルワーカー協会会長 青木慎也
令和元年6月22日(土)県立中央病院大ホールを会場に行われました。
【定例研修Ⅰ】
「災害とソーシャルワーク」と題して、介護老人保健施設博愛荘・小泉進氏が講演しました。
皆さんは「DWAT」という言葉をご存じだったでしょうか。私は講演を聞くまでは知らない言葉でした。「DWAT」とは「Disaster Welfare Assistance Team」の略で、当県の災害派遣福祉チームの事で、一般避難所で要援護者(高齢者、障がい者、母子、妊婦、外国人など)を対象に活動しているそうです。
小泉さんは、チーム員(リーダー)として熊本や岩泉町など、県内外を問わず災害地へ派遣され、活動なさっています。
派遣チームのメンバーは各々の専門分野をベースに発災地で活動するわけですが、社会資源に制約があり、かつ4~5日という限られた活動日数の中で、その土地の言葉や風習が異なる皆さんを支援することは、言葉で表す以上の苦労があったことと思われます。
小泉さんは繰り返し、「災害はいつ起こるか分からないが必ず起きる」「支援開始時からDWATが撤退した後を想定しながら活動する」「最終目標はその土地の人々が自分たちで解決していけること」と仰っていました。
被災地での支援活動は発災時という特殊な状況下で展開されるものではありますが、社会資源を活かし、繋げ、創りだすこと、本人や家族自身で歩んでいくことができる力を引き出すことは、日ごろの私たちの業務の中にも通じるものなのではないかと感じました。表題に「医療ソーシャルワーク」ではなく「ソーシャルワーク」とあるように、私たちの基本は「ソーシャル」な支援を行うものであるのだと改めて実感した講演でした。
災害は必ず起きる。いつ起こるか分からない災害に私たちはどう向き合い、行動するか。
グループワークの後に流れたひとつの動画。参加した皆さんがじっと見つめ、静かに涙していた姿が印象的でした。
各地で「想定外」の災害が起きている今、改めて考える時なのかもしれません。
【定例総会】
研修後に開催。議事に従って滞りなく進行し、各議案は承認されました。
また、事務局長より役員選出規定改正について報告、会長より事業費(教育研修部会費)追加の説明として、今年度新たに北海道東北ブロックの第一回交流会を当県で開催することの説明がありました。
その後、新入会員の皆さんよりフレッシュな挨拶をいただいた後、各部会の顔合わせも行い、閉会となりました。
参加した皆さん、お疲れ様でした。
(文責:広報部会 小原)
2019年4月20日(土)岩手医科大学附属病院・循環器センター研修室において、基礎研修Ⅰ「保健医療ソーシャルワーカーの歴史と今後の展望」と題して、攝待幸子氏の講義が行われました。
攝待氏からは、医療ソーシャルワーカーの歴史的背景、岩手県協会の歩み、医療ソーシャルワーカーの今後の展望等について講義を頂きました。岩手県医療ソーシャルワーカー協会の前身である「岩手県医療社会事業協会」が全国12番目として設立されたのは、1958年(昭和33年)だったそうで、1965年(昭和40年)には専任者21名、保健婦長11名となり県医務課ご担当者の配慮により、保健所の業務研修予算に医療機関のMSWも参加できるようになったとの事。
また、県内のMSW普及と育成に尽力された人物として赤澤美喜子(盛岡赤十字)氏と野崎美代(医療局)氏の名前を挙げていました。岩手県では、まず県立病院から医療社会事業相談室が作られていった事、また、MSWの法的根拠がない為に、1959年(昭和34年)に前述の両氏が県内の業務指針作成に着手して、県議会に提出していたとの事。社会福祉士法が出来上がったのは、1987年(昭和62年)。その後、2002年(平成14年)に厚生労働省・健康局長通知として「医療ソーシャルワーカー業務指針」が出されているので、約40年前に業務指針作成に尽力された方々がいた事にまずは驚きました。
少し考えてみると、今いる私達の仕事は、諸先輩方のご尽力の上に成り立っている事が想像できます。先輩方から歴史を学び、様々な事柄の成立意義等を知る事により、自分自身の今の立ち位置を理解する事ができます。
岩手県MSW協会は1日にして成らず!当時の方々の思い・歴史等に想いを馳せた1日でした。
(文責 広報部会 佐々木章